<著者プロフィール> 電卓操作の本
堀川洋

1955年 青森県生まれ
1977年 中央大学商学部経営学科卒業
  同年 学校法人大原学園大原簿記学校税理士科講師
1978年 税理士試験合格
1984年 税理士登録
1990年 堀川洋税理士事務所開設(東京地方税理士会)

Q.この本を書いたきっかけは?

A.専門学校で多くの受講生に受験指導をしていると、ほとんどの受講生が計算のスピードや正確性のことで悩んでいます。「もっと電卓を打つのが早くなりたい」「一回で正解を出したい」などなどです。これらは、全ては得点に結びついており、最終的には試験の合否に関係する重要な要素です。しかも受講生と実際に話してみると、電卓のメモリー機能はもちろんこのと、深刻な受講生になると正しいキー操作すら知らない方が多くいます。そこで何らかの形で、電卓が少しでも早く打てるようになればということを先輩として伝授(?)したくて原稿を書きました。

Q.先生は、実際にどこかで電卓の操作などの講習を受けたことがあるのですか?

A.私自身は、どこかの学校などで電卓操作の研修を受けたことは全くありません。したがって、この本は自己流の電卓操作の集大成かもしれません。
もし、どこかの電卓の専門家がこの本を見たら、「まったく何てデタラメなことを書いているんだろう」とお叱りを受けるかもしれません。
ただ私自身、毎日この本に書いてあるような電卓操作をもう29年間続けており、いくつかの会計に関する試験にも合格していますから、電卓操作にはそれなりの自信もあるつもりです。

Q.電卓上達と得点向上は関係がありますか?

A.これは間違いなくあります。正しい電卓機能の理解とキー操作方法、さらに欲を言えば多少練習を積むことで、電卓の正確性は増し、それが得点 の向上に結びつきます。ただ、簿記の入門者のような方は素直にこの本の内容を受け入れられると思うのですが、すでにある程度の学習を進めている方は、自分なりの操作方法が身に付いてしまっているので、この本を一読して終わってしまうのではないかが心配です。しか
し、その様な熟練者にも初心に返り参考にしてして欲しいような項目が盛り沢山です。

Q.一番受験生に参考にして欲しいことは何ですか?

A.それは読んでのお楽しみ、と言いたいところですが、簡単にお話しします。まず、電卓操作の前に電卓の基本機能である「メモリー機能」をマスターすること。次に「数字の速読」の練習をすること。最後は「ブラインドタッチ操法」です。この3つが電卓操作の上達の基本です。更に詳  しくは是非本書を参考にして下さい。

Q.実際に原稿を書いてみて苦労した点や項目はありますか?

A.私は電卓に関しては専門家でも何でもありません。現に電卓技能に関する段位はもちろん級すらも持っていません。またメーカーからその機能の詳細の説明を受けたことも全くありません。したがって原稿を書きながら、2台の電卓を並べて、これが本当に正しい操作だろうかと首をひねってしてしまったことが何度かあります。しかし、算式に関する解答が電卓で求められるわけですから、良しとして大胆にも原稿を書き進めました。

Q.実際の受験用に何か特徴ある内容が盛り込んでありますか?

A.会計、原価計算、税法など電卓操作がもう少しだけ上手になれば、という項目をいくつか取り上げて、その具体的な操作方法を伝授しています。法人税の受取配当金益金不算入計算の短期所有株式の計算も、一回の電卓操作だけで求めるケースが紹介してあります。これ以外にも具体例を沢山紹介してあります。

Q.今まで受験生用にこんな書籍が無かったのですが、なぜなのでしょうか?

A.電卓に関する技能検定は、かつての算盤と同じように発達しています。しかし、これはいわゆる電卓を早く正しく操作するための技能試験です。もちろん上位の資格があれば、それだけの技量は身に付いていることが証明されます。この電卓の優れた技能を持った方達が、必ずしも簿記会計に関する難易度の高い受験を志しているわけではありません。つまり、電卓を用いての技能試験と、同じ電卓を用いての会計に関する資格試験には隔たりがありました。そこで、電卓技能と会計知識をつなげるためのメルクマール になればという思いで、大胆にも素人の私がこの一冊を書きました。この思いが第2章に集約されています。

Q.読者に一言

A.電卓に関して、受験生が誰でも悩んでいることは皆おなじです。とにかくこの一冊で、読者の皆さんの電卓操作が少しだけ上手になり。またそれが、受験に対する不安を少しでも解消できれば幸いと考えています。 とにかく実際に、この一冊を手に取って中身を読んで下さい。

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